こんにちわ。アユダスです。
サーバーといっても、自分で物理サーバーを設置するオンプレミス型、レンタルサーバやホスティングサービスなどインターネット上でのサービスを利用するものなど、さまざまなものがあります。
VPSも、その中の一つで、1台の物理サーバー上に仮想OS環境をユーザーごとに作成して提供するというもので、24時間稼働しっぱなしができるなどのメリットから、FX自動売買システムなどの利用など、いろんな利用が広がっています。
このVPSが自動売買システムにとってとても有効なので、それについて開設していきたいとおもいます。
特に「Windows VPS」について説明します。
Contents
VPSとは
VPSは、Virtual Private Server(バーチャルプライベートサーバー)の省略で、物理サーバー上に利用者ごとに仮想サーバーを構築し、あたかも専用サーバーのように利用できるようにしたものです。
利用者ごとに物理サーバーを設ける専用サーバほどのパフォーマンスはありませんが、あたかも専用サーバーに近いかのようなパフォーマンスと使い勝手を特徴としています。
サーバーの仮想化技術の発展、コンピュータの処理能力の向上などから、こうしたサーバー利用の形態が可能となりました。
なぜ今VPSが注目されているのか
VPSが多くの企業など、利用者に注目が広がっている理由について、挙げてみます。
コストが安い
オンプレミス型と比べると物理機器の購入が必要ないので、初期費用がかなり安価になるだけでなく、減価償却コストなども発生しません。
比較的パフォーマンスが良い
仮想的に専用サーバを構成し専有して利用できるので、オンプレミス型ほどではないですが比較的パフォーマンスは良くて、他のリソースの影響を受けにくいのが特徴です。
カスタマイズ性が高い
一台のサーバーを複数の利用者で共有して使う共有サーバーと異なり、目的に合わせて比較的自由にカスタマイズすることが可能なようです。
FX自動取引に便利なVPSとは?メリットやおすすめサービスをご紹介
VPSは、従来の専用サーバーと比べてコストが非常に安く、他の利用者と1台のサーバーを共有して使う共有サーバーと比べてリソースの影響を受けにくく、自由度やカスタマイズ性も高いといった特徴があります。
FX取引では、コンピュータで専用のツールを使って自動売買する仕組みがあります。
しかし、自動売買ツールを使用するには、常にパソコンを起動しておく必要があり、電気代などコストがかかってしまいます。
そこで便利なのがVPSです。
FXの自動売買とは
通貨の交換レートは刻々と変動しています。
レートの変動に合わせて売買をすることが必要となるFXは自動売買が一般的となりつつあります。
ここでは、FXと自動売買について解説します。
FXとは
日本円と米ドルなど、ある国の通貨を別の国の通貨に交換する場合には、為替レートに基づいて売買されます。
その時に、例えば「1ドル=100円」で円からドルにして、「1ドル=110円」の時にドルから円にすると10円分の差額が利益となります。
このような為替レートの変動による通貨売買の差益を得る取引のことを、FX取引といいます。
FX自動売買とは
為替レートは日々、時間単位で刻々と変化しています。
また、株などと比較して急激に変化することもあります。
加えて、FXではレバレッジ取引と呼ばれる証拠金の数倍の取引を行うことが一般的となっています。
レバレッジ2倍では、証拠金100万円でも200万円の取引が可能となります。
このため、適切に売買を行わないと損益が多額に生じてしまうケースがあります。
こういったことから、FXではソフトウェアなどによる自動売買が使われるケースが多くなっています。
為替レートを見ながらあらかじめ設定した内容に基づいて自動で売買をし、大幅な損失が出る前に売却(ロスカット)するなどのリスクヘッジをできるようになっています。
この自動売買に使われるプログラムでもっとも人気が高いのがMT4(メタトレーダー4)です。


FX自動売買にVPSを使うメリット
FXで自動売買をする場合、最近はVPSを活用することが増えています。
これには、以下のようなメリットがあります。
- 起動したままでも電気代などのコストがかさまない
- 自宅のパソコンより安定して動かし続けられる
- ハードウェア等を自分でメンテナンスする必要がない
- FXに合ったスペックのサーバーを選択できる
- FX専用のVPSサービスも活用できる
など
つまり、自宅のパソコンを使うのに比べてVPSを利用することでさまざまなメリットがあると言えます。
どんなVPSを選択すべき?
FX取引を行う環境としてVPSを使うメリットは解説しましたが、具体的にどういったVPSを選択すべきなのでしょうか。
選択すべきVPS
FXや株式のように刻々と相場が変化し、それに伴って迅速に売買や取引を繰り返す必要があるケースでは、特に回線速度などが重要となります。
それを踏まえると、FXの自動取引には以下のようなVPSが良いと言えます。
- 高速なネットワーク回線を持っている
- HDDでなくてSSDを搭載している
→HDDよりSSDの方がアクセス速度が速い - コストパフォーマンスが高い
→常時起動しておくので、費用がかかる - FXの取引を目的にVPSを選択する場合は、こういったことを押さえておきましょう。
FXに特化したVPSの良さとは
個人で使うものであるにも関わらず、常時起動し、高速ネットワークが必要、などとVPSの特殊な使用目的となるのがFX取引です。
ホスティング業者によっては、こういったFX利用者に対して専用VPSを提供しているケースがあります。
FX専用VPSでは、先程の要件をしっかりと押さえているだけでなくMT4など、トレーディングを行うための環境や設定が整えられた状態で提供されています。
したがって、自動取引を行うためにMT4のインストールや設定などの作業が不要となるだけでなく、MT4を使うために適切なハードウェア要件などに対応したものを利用できるといった大きなメリットがあります。
これからFX自動取引を始めようとする、あるいはサーバーを乗り換えようとする場合は、こうしたFX専用VPSを選ぶのも良いでしょう。

まとめ
皆さんはFXの自動取引の経験はありますか?
長期の景気低迷が続き、給与所得が上がらない中、不労所得を得るための方法の一つとしてもFXの人気が高まっています。
普通にFXで取引を行う場合は、スマートフォンやパソコンから手動で行うケースが多いですが、連続して自動で取引を行うとなると欠かせないのがMT4などの自動取引ツールです。
常時起動し自動売買を繰り返す自動取引ツールを使うために便利なのがVPSです。
FXの自動取引を行うための専用VPSなども各社からサービスが提供されています。
こうした専用VPSは、「コストパフォーマンスの良さ」「安定性」「高速ネットワーク」などのVPSの特徴を持つだけでなく、自動取引ツールの導入が既になされているなど多くのメリットがあります。
これからFXの自動取引をやってみたい、また自宅のパソコンなどでやっているという方は、VPSの利用を考えてみてはいかがでしょうか。

